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グレインフリーは体にいいの?
2025.10.16
キャットフードドッグフード #犬の健康#猫の健康

グレインフリーは体にいいの?

健康にいいイメージがある「グレインフリー」という言葉。
しかし実際のところ、すべての犬や猫にとってグレインフリーがベストとは限りません。
今回は、グレインフリーの意味とメリット・注意点をわかりやすくご紹介します。


グレインフリーとは、米・小麦・トウモロコシなどの穀物を使用していないフードのことを指します。
代わりに、いも類(さつまいも・じゃがいも)や豆類などが炭水化物源として使われることが多いです。

①アレルギーに配慮できる
穀物(特に小麦やトウモロコシ)にアレルギーを持つペットの場合、
グレインフリーに切り替えることで皮膚のかゆみや涙やけの改善が見られることがあります。

②消化に優しい場合も
穀物に含まれるグルテンやデンプンが苦手な子には、
お腹に負担をかけにくいというメリットもあります。

③動物性タンパク質を重視できる
穀物を減らす分、肉や魚を中心とした高タンパクな設計であることも特徴です。

①すべての子に必要なわけではない
穀物は本来、エネルギー源として優れた食材です。
健康な子にとって穀物を完全に抜く必要はありません。

②“グレインフリー=無添加”ではない
穀物を使っていなくても、人工添加物や合成香料が多い製品も存在します。
原材料欄を確認し、どんな素材を使っているかを見ることが大切です。

③原材料の置き換えに注意
グレインフリーでも、いも類や豆類が多すぎると
カロリーや糖質が増えやすく、肥満につながる場合もあります。

• 穀物アレルギーが疑われる
• 皮膚・被毛トラブルが出やすい
• 消化が弱く、お腹を壊しやすい
• 高タンパクな食事を好む

ただし、いずれも獣医師の診断やフードローテーションで様子を見るのがおすすめです。